バンカーに入ったとき、必ず活躍するのが「サンドウェッジ(SW)」です。名前の通り砂(サンド)から打ち出すために設計されたクラブですが、グリーン周りのアプローチにも活用できます。

サンドウェッジとは

サンドウェッジ(Sand Wedge、略してSW)は、主にバンカー(砂地のハザード)からの脱出に使うクラブです。1931年にジーン・サラゼンが発明したとされ、ゴルフクラブの歴史上最も革新的な発明のひとつとされています。

サンドウェッジの特徴

項目内容
ロフト角54〜58度(一般的)
バウンス角10〜14度(大きめ)
飛距離目安(男性)80〜100ヤード
主な用途バンカーショット・高弾道アプローチ

バウンス角とは

サンドウェッジを語るうえで欠かせないのが「バウンス角」です。

バウンス角とは、フェースの最下部(リーディングエッジ)とソール(クラブの底面)の後端の角度差のことです。バウンス角が大きいほどソールが地面に弾かれやすく、砂や芝に深く刺さりにくい設計になっています。

サンドウェッジはこのバウンス角が大きいため、バンカーの砂に入っても「潜り込まず」ボールを砂ごとすくい上げることができます。

バンカーショットの基本

通常のバンカー(フェアウェイバンカーを除く)

バンカーショットの基本はボールを直接打たず、**ボールの後ろの砂を爆発させてボールを飛ばす(エクスプロージョンショット)**ことです。

基本の手順:

  1. スタンスをオープンに(左足を引く)
  2. フェースを開く(時計回りに回す)
  3. ボールより5cm程度手前の砂を打つイメージ
  4. しっかりフォロースルーをとる

よくある失敗

ミス原因対策
ボールが出ない(砂に埋まる)フォロースルーが不足最後まで振り抜く
ホームラン(飛びすぎる)ボールを直接打ってしまう砂を打つイメージを徹底
何度打っても出ないフェースが閉じているフェースを開いてからグリップする

グリーン周りのアプローチ

サンドウェッジはバンカー以外でも使います。

  • 高弾道のアプローチ:ボールを上げてグリーンで止めたいとき
  • 障害物を越えるとき:木の枝・マウンドを超える必要があるとき
  • ラフからのアプローチ:ボールが沈んでいるライ

ただし転がしアプローチには不向きです。転がしにはPW・9番アイアンの方が距離感を合わせやすいです。

ピッチングウェッジ(PW)との違い

項目サンドウェッジ(SW)ピッチングウェッジ(PW)
ロフト角54〜58度44〜48度
弾道高いやや高い
飛距離短い長い
バウンス角大きい小さめ
主用途バンカー・高弾道アプローチ100〜120ヤードのアプローチ

まとめ

  • サンドウェッジはバンカー脱出のために設計されたクラブ
  • バウンス角が大きく砂に潜りにくい構造が最大の特徴
  • バンカーショットはボール手前の砂を爆発させる「エクスプロージョン」が基本
  • グリーン周りの高弾道アプローチにも活用できる