ゴルフのスコアの約40%はパッティングで決まると言われます。グリーン上の技術を磨くことがスコアアップへの最短ルートです。
パッティングとは
パッティング(Putting)とは、グリーン上でパターを使ってボールをカップに転がし入れることです。
1ラウンド18ホールのうち、プロでも平均28〜30パット程度打ちます。初心者では36〜40パット以上になることも多く、パッティング改善がスコアに直結します。
パッティングの基本フォーム
グリップ
パターのグリップはショットとは異なる握り方が一般的です:
- 逆オーバーラッピング: 左手の人差し指を右手の小指の上に乗せる(最も普及)
- クロスハンド(左下り): 右利きの場合、右手を上・左手を下にする。方向性が安定しやすい
- クロー: 右手をペンを持つように添える。イップス対策に有効
アドレス(構え)
- 目をボールの真上か少し内側に: ラインが正確に見える
- 肩のラインをターゲット方向に平行にする
- 体重は左右均等か、やや左足寄り
- 前傾は浅め: 目がボールの上に来る程度
ストローク
- 肩でストロークする: 手首を固定して肩の振り子で動かすのが基本
- クラブフェースの向きをキープ: バックストロークとフォロースルーで常に同じ面を向ける
- ストロークの長さを前後均等に: バックとフォローの長さを同じにすると安定する
- 打ち終わった後もヘッドを低く保つ: すくい上げを防ぐ
ラインの読み方
傾斜を確認する
グリーンに乗ったらボールとカップの間の傾斜を複数の角度から確認します。
- カップの後ろから: 全体の傾斜をつかむ
- ボールの後ろから: 実際に打つラインを確認
- 横から: 上り・下りの度合いを確認
「芝目(めめ)」を読む
芝の生えている方向(芝目)もボールの曲がりに影響します:
- 芝目が順目(光って見える): ボールが速く転がる
- 芝目が逆目(くすんで見える): ボールが遅く転がる
「借りる」量を決める
傾斜があるラインは、カップより上側(ボールが曲がってくる方向)を狙います。この「カップのずれた場所を狙うこと」を「ラインを借りる」と表現します。
距離感の作り方
パッティングの距離感はストロークの振り幅で調整します。
目安として「時計の振り子」のイメージが使われます:
| 距離 | 振り幅の目安 |
|---|---|
| 1m以内 | 最小限(ほぼ手首だけの動き) |
| 3m | 小さな振り幅 |
| 5〜10m | 中程度の振り幅 |
| 10m以上 | 大きな振り幅 |
振り幅を一定にして、テンポを変えないことが大切です。
よくある失敗と対策
ショート(届かない): 「カップより先を狙う」意識を持つ。届かないパットは絶対に入らない
引っかけ(左に外す): フォロースルーでヘッドが左に向きすぎている。フェースをまっすぐ出す意識を持つ
押し出し(右に外す): インパクトで手首が緩む。肩のストロークを意識する
距離感が合わない: 練習グリーンで必ず感触を確認してからラウンドに臨む
FAQ
Q. パッティングが苦手でグリーン上でいつも3パット以上します。 A. まず「1.5m以内に寄せることを目標にする(ファーストパットの距離感)」を優先してください。長いパットを1パットで入れようとせず、次のパットが楽になる距離感を練習しましょう。
Q. ショートパット(1〜2m)が緊張して外れます。 A. 短い距離は頭が動きやすいことが原因の多くです。「打ってからカップを見る」ではなく「ボールが転がった音でカップインを知る」ぐらい頭を静止させましょう。
Q. パターのフィッティングは必要ですか? A. 身長や構えに合わないパターはミスの原因になります。シャフトの長さ・ライ角・ヘッド形状が自分に合ったパターを選ぶことが上達の近道です。
Q. グリーン上での素振りはOKですか? A. 可能ですが、本番のライン上でのストロークは禁止です(ラインを踏んではいけない)。カップの横など、ラインを外れた場所で素振りしましょう。
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