グリーン周りで「高く上げてピンの近くにふわっと止める」ショット——これが「ピッチショット」です。アプローチの基本のひとつで、グリーン手前に障害物がある場面で大きな武器になります。
ピッチショットとは
ピッチショット(Pitch Shot)とは、ロフトの大きいウェッジを使い、ボールを高く打ち上げてグリーンに落とし、できるだけ転がさずに止めるアプローチショットのことです。
- 主にサンドウェッジやアプローチウェッジで打つ
- 着地後の転がりが少ないため、ピンまでの距離が短いときに有効
- グリーン手前にバンカーや傾斜など障害物がある場合に重宝する
ピッチエンドランとの違い
| ピッチショット | ピッチエンドラン | |
|---|---|---|
| 弾道 | 高い | やや低め |
| 着地後の転がり | 少ない | 多い |
| 使うクラブ | サンドウェッジなど | ピッチングウェッジ・9番アイアンなど |
| 適した場面 | 手前に障害物がある・ピンが近い | グリーン手前が開けている・距離がある |
「上げて止める」のがピッチショット、「低く出して転がす」のがピッチエンドランです。状況によって使い分けましょう。
ピッチショットのスイングのコツ
① ボール位置とスタンス
- ボールはスタンス中央〜やや右に置く
- 通常のフルスイングよりスタンスを狭くする
② フェースを開いて構える
ロフトを最大限活かすため、フェースをやや開いて構えることで高い球が打ちやすくなります。
③ 大きな動きより一定のテンポ
ピッチショットは振り幅で距離をコントロールします。手首を使いすぎず、肩から肩までの一定のテンポで振ることを意識しましょう。
④ アクセラレーション(加速)を止めない
インパクトでスイングを緩めると、ダフリやトップの原因になります。最後まで加速し続ける意識が安定したコンタクトにつながります。
距離感の出し方
距離感はピッチショットで最も重要な要素です。
- 振り幅で距離を覚える:9時-3時、10時-4時など、振り幅ごとの飛距離を練習場で確認する
- 同じテンポで振る:強弱ではなく振り幅で距離を変えることで再現性が高まる
- キャリーとランの比率を把握する:使用するクラブごとに「空中の距離」と「転がる距離」の目安を持っておく
よくある質問(FAQ)
Q. ピッチショットにはどのクラブが向いていますか?
**サンドウェッジ(SW)やロブウェッジ(LW)**など、ロフト角の大きいクラブが向いています。高く上げやすく、スピン量も多いため止まりやすくなります。
Q. ピッチショットが苦手な場合、何を練習すればいいですか?
まずは振り幅と飛距離の対応関係を練習場で確認しましょう。同じ振り幅で同じ距離が出せるようになることが、ピッチショット安定の第一歩です。
Q. グリーンが遠いときもピッチショットを使うべきですか?
距離が長い場合はピッチエンドランや**チップショット(より低く転がす打ち方)**の方が再現性が高く、安全な選択になることが多いです。
Q. アプローチで一番大事なことは何ですか?
「ピンに寄せる」ことより、まずグリーンに乗せる・グリーン奥に外さないことが重要です。安全な距離感を優先しましょう。
関連用語
- ピッチエンドラン:着地後によく転がるアプローチショット
- チップショット:低く出して大きく転がす、より小さな動きのアプローチ
- キャリーとラン:ボールが空中を飛ぶ距離(キャリー)と着地後に転がる距離(ラン)
- アクセラレーション:インパクトに向けて加速し続けるスイングの動き
- スコアマネジメント:状況に応じてショットを選択するコース戦略の考え方
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ピッチショットの精度向上には、スピン性能の高いウェッジ選びが重要です。
距離感の確認には距離計も役立ちます。
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