グリーンの芝の種類によってパットのラインが大きく変わります。同じパッティングラインでもベントグリーンと高麗グリーンでは球の転がり方が異なるため、芝の種類を知ることがスコアアップにつながります。

ベントグリーン(洋芝)

ベントグリーンとは、ベントグラス(Bentgrass)という洋芝を使ったグリーンのことです。日本では主に関東以北・北海道の寒冷地のゴルフ場に多く採用されています。

ベントグリーンの特徴

項目特徴
芝目ほぼ均一でラインが読みやすい
速さ速い(ボールが転がりやすい)
季節変化夏は暑さで傷みやすい。秋〜春が良いコンディション
管理高い技術と費用が必要
  • パットはスティンプメーター(後述)で9〜13フィート程度の速さが多い
  • 芝目の影響が少なく、傾斜通りにラインを読めることが多い
  • 名門コース・高級コースに多く採用されている

高麗グリーン(和芝・コウライシバ)

高麗グリーンとは、コウライシバ(高麗芝)という日本在来種の芝を使ったグリーンのことです。主に関東以西・九州・沖縄の温暖な地域に多く見られます。

高麗グリーンの特徴

項目特徴
芝目強く、ラインに大きく影響する
速さ遅め(ボールが芝に引っかかりやすい)
季節変化夏に強く、冬は枯れて速くなる
管理丈夫で管理コストが低い
  • 芝目(順目・逆目)の影響が非常に大きい
  • 順目(光沢あり)に向かって打つと早く、逆目(光沢なし・暗い)に打つとラインが伸びにくくなる

芝目の読み方(高麗グリーン)

高麗グリーンでは芝目を読むことが必須です。

順目と逆目の見分け方

見た目芝目ボールへの影響
光沢があり明るい順目(芝が自分から離れる方向に向いている)ボールが速く転がる
光沢がなく暗い逆目(芝が自分に向かって向いている)ボールが遅く止まりやすい

傾斜+芝目のダブル読み

高麗グリーンでは傾斜だけでなく芝目も加味してラインを読みます。

  • 傾斜:右に曲がる + 逆目 → 曲がりが小さく・距離が出ない
  • 傾斜:右に曲がる + 順目 → 曲がりが大きく・距離が出る

ツーグリーン

一部のゴルフ場では1ホールに**2つのグリーン(ベントグリーンと高麗グリーン)を設置している「ツーグリーン」**の設計を採用しています。季節・天候に応じてどちらを使用するか切り替えます。

まとめ

項目ベントグリーン高麗グリーン
主な地域寒冷地(北海道・東北・関東)温暖地(関西以西・九州)
速さ速い遅め
芝目の影響少ない非常に大きい
ラインの読み方傾斜重視傾斜+芝目

コースに到着したらまず「ベントか高麗か」を確認し、練習グリーンで速さと芝目を確かめましょう。