悪天候時の判断を誤ると命に関わる危険があります。雷・強風・大雨でのゴルフマナーと正しい行動を覚えておきましょう。
雷の場合(最優先で避難)
雷が聞こえたら即避難
ゴルフ場での落雷事故は毎年発生しています。「遠くで鳴っている」と判断してプレーを続けるのは絶対に避けましょう。
避難場所(安全な順):
- クラブハウス・避難小屋
- 乗用カート(金属製カートは危険のため避ける)
- 低い場所に伏せる(木の下は厳禁)
避難のサイン
多くのゴルフ場では雷のサイレンで中断を知らせます。
- 長音1回: プレー中断(全員が避難してください)
- 短音3回(繰り返し): プレー再開可能
サイレンの意味はコースによって異なるため、スタート前に確認しましょう。
サスペンデッドプレー(中断)の手順
コースが中断を宣言した場合、または落雷の危険がある場合のルールです。
中断時の処置
- その場でプレーを止める
- ボールにマーカーを置く(グリーン上の場合)
- フェアウェイ・ラフではボールの位置を記録してから安全な場所に避難
- 再開合図が出たら同じ場所から続行
ペナルティなし: 安全のための中断は罰なしでプレーを止めることができます。
強風時のマナー
プレー中
- グリーン上でボールが動いた場合:強風でアドレス後に動いた場合は罰なし(2019年改正)
- 飛距離・方向が大きく変わるため、後続の組への打ち込みに特に注意
同伴者への配慮
- 帽子・用具が飛ばされないよう注意
- 風の音で声が聞こえにくくなるため、コミュニケーションは近づいて行う
大雨時のマナー
カジュアルウォーター(一時的な水たまり)
大雨後は各所に水たまりが発生します。これは「カジュアルウォーター」として無罰救済が受けられます。
スロープレー防止
大雨での視界不良・足元の悪さでプレーが遅くなりがちです。意識的にテンポを上げて後続への迷惑を防ぎましょう。
中止の判断
コースが中止を宣言した場合は速やかにクラブハウスへ戻ります。自己判断で中止する場合も、スタッフに一言声をかけましょう。
悪天候時の服装マナー
| 天候 | 準備すべき装備 |
|---|---|
| 雨 | レインウェア上下・防水グローブ・防水シューズ |
| 強風 | ウィンドブレーカー・帽子(クリップ付き)・首元を覆う |
| 寒い日 | 重ね着・カートミット・ネックウォーマー |
レインウェアはゴルフ専用(スイングの妨げにならない設計)がおすすめです。
よくある質問(FAQ)
Q. 雷が遠いのにコースが中断を宣言しました。プレーを続けてもいいですか?
いいえ。コースの中断宣言に従うことが安全上の義務です。コースの判断を無視してプレーを続けた場合、事故が起きても自己責任となります。
Q. 雷の中断後、スコアはどうなりますか?
中断した時点のスコアが有効です。コンペの場合は規定のホール数(通常9ホール以上)が完了していれば成立とするケースが多いため、コンペの規定を事前に確認しましょう。
Q. 強風でボールがアドレス中に動きました。ペナルティはありますか?
2019年改正により、アドレスを開始した後に自然の力(強風・傾斜)でボールが動いた場合はペナルティなしです。ただし、意図的に動かした場合は別です。
Q. 雨でグリーンが水浸しの場合、ドロップできますか?
カジュアルウォーターとして無罰救済が受けられます。グリーン上では、カジュアルウォーターを避けられる最も近いグリーン上の地点にプレースできます。
まとめ
悪天候時の最優先は「安全」です。雷はサイレンを待たず聞こえた時点で避難、大雨・強風でのスロープレーに注意、コースの判断に従うことが基本です。レインウェアなど悪天候装備を事前に準備しておきましょう。